モダンメタデッキ考察2
2012年1月17日 MTGがんだむさん用に和訳するの忘れていてやり直した。訴訟も辞さない。
その1→http://73425.diarynote.jp/201201142209321769/
〜〜その2
〜〜その2
■Tokens
【Main Deck
4《風立ての高地/Windbrisk Heights》
4《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
4《魂の管理人/Soul Warden》
2《亡霊招き/Beckon Apparition》
2《清浄の名誉/Honor of the Pure》
4《無形の美徳/Intangible Virtue》
3《弱者の力線/Leyline of the Meek》
4《深夜の出没/Midnight Haunting》
4《流刑への道/Path to Exile》
4《急報/Raise the Alarm》
2《忠実な軍勢の祭殿/Shrine of Loyal Legions》
4《幽体の行列/Spectral Procession》
【Sideboard
2《解呪/Disenchant》
2《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《法の定め/Rule of Law》
2《石のような静寂/Stony Silence》
環境が低速になったに加え、INSで《深夜の出没/Midnight Haunting》、《無形の美徳/Intangible Virtue》を得たことで完成したデッキです。
禁止の施行で、《罰する火/Punishing Fire》によりトークン数を永遠と減らされなくなったことも、追い風になっています。
動きとしては、スタンダード等でよく見かけられる緑白トークンのように、ひたすらトークンをばら撒き、数の暴力で押し切ります。
ばら撒き系としては、《深夜の出没/Midnight Haunting》、《急報/Raise the Alarm》、《幽体の行列/Spectral Procession》が主に使われます。いずれも複数のトークンをばら撒くため、ビートダウン相手のブロッカーとしての役割も兼ねられます。また、相性のいい、《魂の管理人/Soul Warden》もよくデッキに入っていて、かなり馬鹿にならないライフゲインが出来るようになっています。
で、並べたトークンを強化するには、モダンならではの、弱者の力戦が採用されています。ラヴニカのクソレアであるこのカードですが、開戦当初から場に出すことが出来るため、全てのトークンが即戦力になり、エンチャントを貼る手間を省くことが出来ます。複数枚貼ることが出来れば、夢は広がる一方です。《清浄の名誉/Honor of the Pure》は、おなじみの十字軍枠ですが《無形の美徳/Intangible Virtue》は、トークンデッキであるこのデッキでは凄まじく効果を発揮し、《警戒/Vigilance》付与が、ビートダウン同士の《殴り合い/Brawl》を協力にサポートします。
最後の一押しには、白祭殿が使われます。ほぼ白単で構成されるこのデッキでは、起動すれば4〜5体程度は簡単に場に出せてしまうので、ターンさえ返ってくればゲームを決めることが出来ます。
ちなみに、数を並べる利点を生かして、《風立ての高地/Windbrisk Heights》からエムラクールが出てくる可能性もあるので、要注意です。
サイドボードは、苦手なコンボデッキへの対策に大半のスペースが割かれています。
《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》は、同系を始めとして、各種ビートダウンの速度を大幅に遅らせます。加えて、双子コンボで即死を防ぐことが出来るので、ソーサリータイミングでの対処も可能にしてくれます。同様に、双子への回答として、《抑制の場/Suppression Field》がよく見かけられます。こちらの場合は、能力の起動自体にマナを課すことが出来るため、コンボスピードを大幅に遅らせることが可能です。但し、フェッチランドの起動にもマナがかかるので、マナを確保していないと、自分の首を絞めることになるので、計画的ご利用を。
ストームに対しては、白の回答としての《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》と、《法の定め/Rule of Law》を使用できます。デッキ自体が3マナ以降を主力にするデッキのため、2回以上の行動をするのは、後半の動きになります。そのため、自分のターンのスペルの回数を制限することは、特に問題になりません。
《石のような静寂/Stony Silence》は、親和をほぼ機能停止にすることが出来るので、メタゲームに合わせて採用しましょう。
このデッキへの対策は、とにかく、全体除去を採用することが近道です。デッキの戦略上、どうしても横に並べて殴る方法を取らざるを得ないので、並べた瞬間が最大のチャンスになります。
コントロールならば、《神の怒り/Wrath of God》系統を取れば簡単です。赤系ならば、《炎渦竜巻/Firespout》や、金属の嵐が非常によく効きます。但し、エンチャントを複数使用されると、効果が無くなるため、早めの除去を心掛けた方がよいでしょう。
ジャンドならば、《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》でトークンを《一掃/Scour》できます。特に、主力の《幽体の行列/Spectral Procession》と《深夜の出没/Midnight Haunting》どちらのトークンもスピリットのため、効果てきめんですね。
これらを運用できない場合や、追加としては、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を使えば、X=0で即除去が可能です。
デッキのバリエーションとしては、エンチャントの数を調整して、各種生物を散らしたりして、通常の白ウィニーのように攻めることも考えられます。また、青を足せば、普通に《変身/Polymorph》を使うことが出来るため、秘密兵器大好きっ子のニーズにも答えることが可能です。
■Melira Pod
【MainDeck
2《神無き祭殿/Godless Shrine》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
1《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
2《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
1《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
1《寺院の庭/Temple Garden》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1Linvala,Keeper of 《沈黙/Silence》
3Melira,Sylvok Outcast
1《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
1《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
3《臓物の予見者/Viscera Seer》
4《根の壁/Wall of Roots》
4《出産の殻/Birthing Pod》
4《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
【Sideboard
1《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
1Kataki,War’sWage
1《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
4《流刑への道/Path to Exile》
1《叫び大口/Shriekmaw》
1《呪文滑り/Spellskite》
1《太陽のタイタン/Sun Titan》
4《思考囲い/Thoughtseize》
1《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
環境最初期の最速コンボ環境の禁止後に見え始めたメリーラ無限環境デッキです。
あちらこちらでいい話を結構聞く、安定した優等生です。
最終的には、シルヴォクの除け者、メリーラが場に出た状態で、頑強生物を《臓物の予見者/Viscera Seer》で永遠にサクり続ける事を目指します。マナコストが軽いために、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》でコンボスタートさせるのが普通の動きになると思いますが、延々と占術をすることが可能ため、結局は、《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》に辿り付く事が出来ます。そのため、次のターンには、無限ダメージが発生します。
しかし、このデッキの特徴は、凄まじくデッキ内のサーチが可能という点です。《出産の殻/Birthing Pod》に加えて、《召喚の調べ/Chord of Calling》があるため、生物をデッキから直接場に出すことが簡単です。しかも、《召喚の調べ/Chord of Calling》は、召集のおかげで、意外な角度からキャストできるため、相手の隙をついてコンボを決めに行くことも可能です。
特に、《根の壁/Wall of Roots》がマナを出しつつ、召集にも使えるという嘘臭いシナジーがあるため、このカードは、思いの他、軽くキャストすることが出来ます。ちなみに、《根の壁/Wall of Roots》を殻に突っ込むと、《永遠の証人/Eternal Witness》が産まれるため、墓地の《召喚の調べ/Chord of Calling》をもう一度撃つ等の芸当も可能になります。
このデッキのもう一つの強みは、187能力の再利用が出来る点が挙げられます。《出産の殻/Birthing Pod》のコストに使ったり、ブロックしたり、除去されたりと、生物は常に危険と隣り合わせな状況に有ります。しかし、《目覚ましヒバリ/Reveillark》と、《太陽のタイタン/Sun Titan》を使えば、除去された生物も再び場に戻ることが出来るのです!(公式風説明w)このギミックがあるために、メリーラや《臓物の予見者/Viscera Seer》を除去しても二の矢で相手を仕留める事が出来る動きが、このデッキの安定性を支えている要因の一つでしょう。
まぁ、入っている生物は、各時代から優秀なものが勢ぞろいしているので、アドバンテージを取りやすく、様々な状況に対処しやすいということもこのデッキに深みを加えています。
サイドは、他のデッキへの対処が取られます。メインでは、メインのコンボにスペースを割いているために、枚数を抑えられている手札破壊ですが、必要であれば、サイド後から増量して、相手の行動を縛ることが出来ます。環境のカードが低マナ域に寄っている為、メインは《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》を採用して、サイド後に、《思考囲い/Thoughtseize》を追加するケースが多いようです。
安心の除去である流刑へ道が保険としてサイドに入っているケースが多いように見えます。
後は、各種場面を想定して、シルバーバレット用の187生物が用意されています。
このデッキへの対策は、ピンポイントでのメリーラの除去と、墓地対策です。
《召喚の調べ/Chord of Calling》で最後のパーツを探す動きをされると、こちらの除去に対応して、コンボスタートされてしまいます。除去を合わせるタイミングは、マナが無い場合か、頑強の能力誘発のタイミングです。このタイミングであれば、盤面のコンボはループしなくなります。しかし、前述したとおり、コンボパーツを揃えること簡単であるデッキのため、速やかにゲームを決めることが重要です。
また、根本的に頑強生物を狙い打つのも対策の一つです。こちらのケースだと、頑強生物が墓地に落ちて、頑強能力がスタックに乗った際に、墓地を掃除すればOKです。掃除道具は何でも構いませんが、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、黒呪文爆弾であれば、ドローのおまけが付いてきます。黒力戦を貼っておけば、《永遠の証人/Eternal Witness》シャットアウトできます。墓地を狙う場合は、置物が多いため、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》等で割られるリスクもある事を忘れないで下さい。
このデッキは、最終目的がほとんど変わりませんが、《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》が入っていたり、《影武者/Body Double》からのコンボをサブプランで採っている場合もあるようです。
■UB Delver
【Main Deck
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
2《島/Island》
4《変わり谷/Mutavault》
3《涙の川/River of Tears》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2《湿った墓/Watery Grave》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
3《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
3《見栄え損ない/Disfigure》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《血清の幻視/Serum Visions》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
3《燻し/Smother》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
2《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
【Sideboard
1《滅び/Damnation》
2《強迫/Duress》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
3《呪文滑り/Spellskite》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
スタンダードでも大人気の秘密を掘り下げるものを使用した青黒のクロックパーミッションです。軽量のアドバンテージを得る手段として《闇の腹心/Dark Confidant》を使用するため、サブカラーに黒が採用されています。
動きとしては、正統派のクロックパーミッションです。危険なものはカウンターで凌ぎ、初期に出した生物で押し切ります。といっても、カウンターは最小限に抑えて、手札破壊や、除去で相手の妨害をする傾向が強くなっています。一枚一枚のカードが軽く、カウンターをすり抜けやすいモダンの環境の特徴から、場に出た生物を対処しやすいような構成になっています。
生物の線は細いのですが、どれもこれも一線級のパワーカードばかりが採用されているため、問題なく攻めることが出来ます。特に、INSで追加された秘密を掘り下げるものは、飛んでいるナカティルと言ってもいいほどの性能で、1ターン目から相手に強いプレッシャーをかけることが出来ます。回避能力が付いていることもポイントが高いです。2マナ域には、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》と、《闇の腹心/Dark Confidant》が採用されます。どちらも2マナの最強生物の一角を占めており、カードパワーは折り紙つき。どちらも脇を固める軽量スペルが強力なので、その能力を如何なく発揮することが出来ます。また、ヴェンデリオン三人衆は、レガシーでも使われる強力生物なので、殴り値的には全く問題ないでしょう。
これらの生物のサポートで、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》が入っています。これについては、caw-bladeでその力が実証されているように、ミラディンソードシリーズの中でもトップクラスの実力を誇ります。能力もクロックパーミッションとがっちり噛み合っているため、隙を作らずにクロックを上げることが出来ます。
サイドは、除去とカウンターの増量に充てられています。また、比較的苦手としている横に並べるデッキへの対策は、《滅び/Damnation》と、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》を採るケースが多いです。特に、《滅び/Damnation》は黒の全体除去という意識を忘れていると、突然撃たれてアドバンテージをごっそり持っていかれるため、常に意識するようにしておきたいです。また、下の環境ならではの低マナ強力生物対策(主に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》対策)として、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》が入ってきます。調子に乗っていると、あっさりパクられてこちらがピンチになるので、こちらも意識しておきたい対策カードです。
このデッキを相手にする時は、とにかくライフレースに持ち込むのが一番手っ取り早い勝ち方になります。手札破壊、除去、カウンターを持っているデッキですが、強力なライフ回復手段だけは持ちません。《闇の腹心/Dark Confidant》でライフを払うことも有り、序盤にライフを削られすぎてそのまま負けるパターンも多く有ります。赤単などは、比較的有利にゲームを進められるのでしょう。
また、生物のタフネスが低いのも弱点の一つです。テェフェリーを採っていなければ、デッキ内の生物のタフネスはほぼ2以下です。そのため、除去はほとんど効くと思って構いません。生物を徹底的に狙って、相手のペースに持って行かせ無いという戦略も有効だと思います。
バリエーション的には、生物の枚数が微調整してある程度です。まぁ、青黒Teachingがこのデッキのバリエーションだと言えば、それも創なんですが…。
■Zoo
【Main Deck
4《乾燥台地/Arid Mesa》
1《血の墓所/Blood Crypt》
1《森/Forest》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《平地/Plains》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《蒸気孔/Steam Vents》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《樹上の村/Treetop Village》
2《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
3《密林の猿人/Kird Ape》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
4《壌土のライオン/Loam Lion》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
3《流刑への道/Path to Exile》
4《部族の炎/Tribal Flames》
【Sideboard
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《天界の粛清/Celestial Purge》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
3《否認/Negate》
1《流刑への道/Path to Exile》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
3《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
【Main Deck
4《乾燥台地/Arid Mesa》
1《血の墓所/Blood Crypt》
1《森/Forest》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《平地/Plains》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《蒸気孔/Steam Vents》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《密林の猿人/Kird Ape》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《流刑への道/Path to Exile》
4《部族の炎/Tribal Flames》
【Sideboard
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《否認/Negate》
3《血糊の雨/Rain of Gore》
1《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
今回の禁止の影響を最も受けたZoo。禁止前は環境の3割程を占め、王者として君臨していましたが、ナカティルの禁止により、すっかり普通のデッキになってしまいました…。にしても、この減りようを見ると、いかにナカティルが強力だったのかが分かりますね。
さて、ナカティルを失ったZooですが、生物のラインナップが増えています。WotCの思惑通り、生物の選択に幅が出てきた感じになっていますね。
1マナ圏は、密林の類人猿、《壌土のライオン/Loam Lion》、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》、《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》から戦術に合ったものをチョイスしている模様です。先達とヤマネコだと、爆発力重視に、安定性を求めると、類人猿、ライオンが採用されるみたいですね。
2マナ圏以上は、いつものラインナップが勢ぞろいです。《タルモゴイフ/Tarmogoyf》も、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》も、相変わらずの性能を誇ります。
禁止で変わった点は、《部族の炎/Tribal Flames》を採用した火力重視の構成が増えたという点です。2マナというコストで、3〜5点を叩き出す高効率火力の強さは相変わらずで、これを瞬唱で使い回すことで、ナカティルの穴もカバーできます。(←禁止前からそうだったじゃないか!)
全体的に見ると、1マナの軽量生物で序盤ライフを削り、瞬唱込みで火力を連打して勝つようなゲームプランに戦術ごと変更した感じです。
サイドボードは、多色の利点を存分に使って、より取り見取りで採用します。
ストーム対策としては、《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》、《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》、《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》など、親和には、古の遺恨といった、致命的サイドが採りやすいのも、Zooの利点です。
火力での速攻デッキになってきたため、最近増えている白単ライフがキツいため、それに対する《血糊の雨/Rain of Gore》や、《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》などにも枠が割かれているようです。
禁止を受けて弱体化したとはいえ、流石に前環境の王者。対策もする方も楽ではありません。マスデスしても、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》でアドバンテージを取り返されたり、ピン除去もカウンターで返されたりします。効果的なのは、ライフを増やすことなので、白単等は、比較的組みやすい相手なのかも知れません。
しかし、油断しているとサクッと押し切られるため、丁寧に盤面を捌くのが一番だと思われます。
バリエーションとしては、《闇の腹心/Dark Confidant》が入ったり、トラフトエルズペスが入ったり、血編みから《爆裂+破綻/Boom+Bust》だったりと、コンセプトを微妙に変えた構築があります。
その1→http://73425.diarynote.jp/201201142209321769/
〜〜その2
〜〜その2
■Tokens
【Main Deck
4《風立ての高地/Windbrisk Heights》
4《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
4《魂の管理人/Soul Warden》
2《亡霊招き/Beckon Apparition》
2《清浄の名誉/Honor of the Pure》
4《無形の美徳/Intangible Virtue》
3《弱者の力線/Leyline of the Meek》
4《深夜の出没/Midnight Haunting》
4《流刑への道/Path to Exile》
4《急報/Raise the Alarm》
2《忠実な軍勢の祭殿/Shrine of Loyal Legions》
4《幽体の行列/Spectral Procession》
【Sideboard
2《解呪/Disenchant》
2《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《法の定め/Rule of Law》
2《石のような静寂/Stony Silence》
環境が低速になったに加え、INSで《深夜の出没/Midnight Haunting》、《無形の美徳/Intangible Virtue》を得たことで完成したデッキです。
禁止の施行で、《罰する火/Punishing Fire》によりトークン数を永遠と減らされなくなったことも、追い風になっています。
動きとしては、スタンダード等でよく見かけられる緑白トークンのように、ひたすらトークンをばら撒き、数の暴力で押し切ります。
ばら撒き系としては、《深夜の出没/Midnight Haunting》、《急報/Raise the Alarm》、《幽体の行列/Spectral Procession》が主に使われます。いずれも複数のトークンをばら撒くため、ビートダウン相手のブロッカーとしての役割も兼ねられます。また、相性のいい、《魂の管理人/Soul Warden》もよくデッキに入っていて、かなり馬鹿にならないライフゲインが出来るようになっています。
で、並べたトークンを強化するには、モダンならではの、弱者の力戦が採用されています。ラヴニカのクソレアであるこのカードですが、開戦当初から場に出すことが出来るため、全てのトークンが即戦力になり、エンチャントを貼る手間を省くことが出来ます。複数枚貼ることが出来れば、夢は広がる一方です。《清浄の名誉/Honor of the Pure》は、おなじみの十字軍枠ですが《無形の美徳/Intangible Virtue》は、トークンデッキであるこのデッキでは凄まじく効果を発揮し、《警戒/Vigilance》付与が、ビートダウン同士の《殴り合い/Brawl》を協力にサポートします。
最後の一押しには、白祭殿が使われます。ほぼ白単で構成されるこのデッキでは、起動すれば4〜5体程度は簡単に場に出せてしまうので、ターンさえ返ってくればゲームを決めることが出来ます。
ちなみに、数を並べる利点を生かして、《風立ての高地/Windbrisk Heights》からエムラクールが出てくる可能性もあるので、要注意です。
サイドボードは、苦手なコンボデッキへの対策に大半のスペースが割かれています。
《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》は、同系を始めとして、各種ビートダウンの速度を大幅に遅らせます。加えて、双子コンボで即死を防ぐことが出来るので、ソーサリータイミングでの対処も可能にしてくれます。同様に、双子への回答として、《抑制の場/Suppression Field》がよく見かけられます。こちらの場合は、能力の起動自体にマナを課すことが出来るため、コンボスピードを大幅に遅らせることが可能です。但し、フェッチランドの起動にもマナがかかるので、マナを確保していないと、自分の首を絞めることになるので、計画的ご利用を。
ストームに対しては、白の回答としての《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》と、《法の定め/Rule of Law》を使用できます。デッキ自体が3マナ以降を主力にするデッキのため、2回以上の行動をするのは、後半の動きになります。そのため、自分のターンのスペルの回数を制限することは、特に問題になりません。
《石のような静寂/Stony Silence》は、親和をほぼ機能停止にすることが出来るので、メタゲームに合わせて採用しましょう。
このデッキへの対策は、とにかく、全体除去を採用することが近道です。デッキの戦略上、どうしても横に並べて殴る方法を取らざるを得ないので、並べた瞬間が最大のチャンスになります。
コントロールならば、《神の怒り/Wrath of God》系統を取れば簡単です。赤系ならば、《炎渦竜巻/Firespout》や、金属の嵐が非常によく効きます。但し、エンチャントを複数使用されると、効果が無くなるため、早めの除去を心掛けた方がよいでしょう。
ジャンドならば、《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》でトークンを《一掃/Scour》できます。特に、主力の《幽体の行列/Spectral Procession》と《深夜の出没/Midnight Haunting》どちらのトークンもスピリットのため、効果てきめんですね。
これらを運用できない場合や、追加としては、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を使えば、X=0で即除去が可能です。
デッキのバリエーションとしては、エンチャントの数を調整して、各種生物を散らしたりして、通常の白ウィニーのように攻めることも考えられます。また、青を足せば、普通に《変身/Polymorph》を使うことが出来るため、秘密兵器大好きっ子のニーズにも答えることが可能です。
■Melira Pod
【MainDeck
2《神無き祭殿/Godless Shrine》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2《草むした墓/Overgrown Tomb》
1《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
1《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
2《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
1《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
1《寺院の庭/Temple Garden》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1Linvala,Keeper of 《沈黙/Silence》
3Melira,Sylvok Outcast
1《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
1《目覚ましヒバリ/Reveillark》
1《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
3《臓物の予見者/Viscera Seer》
4《根の壁/Wall of Roots》
4《出産の殻/Birthing Pod》
4《召喚の調べ/Chord of Calling》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
【Sideboard
1《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
1Kataki,War’sWage
1《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
4《流刑への道/Path to Exile》
1《叫び大口/Shriekmaw》
1《呪文滑り/Spellskite》
1《太陽のタイタン/Sun Titan》
4《思考囲い/Thoughtseize》
1《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
環境最初期の最速コンボ環境の禁止後に見え始めたメリーラ無限環境デッキです。
あちらこちらでいい話を結構聞く、安定した優等生です。
最終的には、シルヴォクの除け者、メリーラが場に出た状態で、頑強生物を《臓物の予見者/Viscera Seer》で永遠にサクり続ける事を目指します。マナコストが軽いために、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》でコンボスタートさせるのが普通の動きになると思いますが、延々と占術をすることが可能ため、結局は、《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》に辿り付く事が出来ます。そのため、次のターンには、無限ダメージが発生します。
しかし、このデッキの特徴は、凄まじくデッキ内のサーチが可能という点です。《出産の殻/Birthing Pod》に加えて、《召喚の調べ/Chord of Calling》があるため、生物をデッキから直接場に出すことが簡単です。しかも、《召喚の調べ/Chord of Calling》は、召集のおかげで、意外な角度からキャストできるため、相手の隙をついてコンボを決めに行くことも可能です。
特に、《根の壁/Wall of Roots》がマナを出しつつ、召集にも使えるという嘘臭いシナジーがあるため、このカードは、思いの他、軽くキャストすることが出来ます。ちなみに、《根の壁/Wall of Roots》を殻に突っ込むと、《永遠の証人/Eternal Witness》が産まれるため、墓地の《召喚の調べ/Chord of Calling》をもう一度撃つ等の芸当も可能になります。
このデッキのもう一つの強みは、187能力の再利用が出来る点が挙げられます。《出産の殻/Birthing Pod》のコストに使ったり、ブロックしたり、除去されたりと、生物は常に危険と隣り合わせな状況に有ります。しかし、《目覚ましヒバリ/Reveillark》と、《太陽のタイタン/Sun Titan》を使えば、除去された生物も再び場に戻ることが出来るのです!(公式風説明w)このギミックがあるために、メリーラや《臓物の予見者/Viscera Seer》を除去しても二の矢で相手を仕留める事が出来る動きが、このデッキの安定性を支えている要因の一つでしょう。
まぁ、入っている生物は、各時代から優秀なものが勢ぞろいしているので、アドバンテージを取りやすく、様々な状況に対処しやすいということもこのデッキに深みを加えています。
サイドは、他のデッキへの対処が取られます。メインでは、メインのコンボにスペースを割いているために、枚数を抑えられている手札破壊ですが、必要であれば、サイド後から増量して、相手の行動を縛ることが出来ます。環境のカードが低マナ域に寄っている為、メインは《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》を採用して、サイド後に、《思考囲い/Thoughtseize》を追加するケースが多いようです。
安心の除去である流刑へ道が保険としてサイドに入っているケースが多いように見えます。
後は、各種場面を想定して、シルバーバレット用の187生物が用意されています。
このデッキへの対策は、ピンポイントでのメリーラの除去と、墓地対策です。
《召喚の調べ/Chord of Calling》で最後のパーツを探す動きをされると、こちらの除去に対応して、コンボスタートされてしまいます。除去を合わせるタイミングは、マナが無い場合か、頑強の能力誘発のタイミングです。このタイミングであれば、盤面のコンボはループしなくなります。しかし、前述したとおり、コンボパーツを揃えること簡単であるデッキのため、速やかにゲームを決めることが重要です。
また、根本的に頑強生物を狙い打つのも対策の一つです。こちらのケースだと、頑強生物が墓地に落ちて、頑強能力がスタックに乗った際に、墓地を掃除すればOKです。掃除道具は何でも構いませんが、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、黒呪文爆弾であれば、ドローのおまけが付いてきます。黒力戦を貼っておけば、《永遠の証人/Eternal Witness》シャットアウトできます。墓地を狙う場合は、置物が多いため、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》等で割られるリスクもある事を忘れないで下さい。
このデッキは、最終目的がほとんど変わりませんが、《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》が入っていたり、《影武者/Body Double》からのコンボをサブプランで採っている場合もあるようです。
■UB Delver
【Main Deck
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
2《島/Island》
4《変わり谷/Mutavault》
3《涙の川/River of Tears》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2《湿った墓/Watery Grave》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
3《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
3《見栄え損ない/Disfigure》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4《マナ漏出/Mana Leak》
4《血清の幻視/Serum Visions》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
3《燻し/Smother》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
2《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
【Sideboard
1《滅び/Damnation》
2《強迫/Duress》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
3《呪文滑り/Spellskite》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
スタンダードでも大人気の秘密を掘り下げるものを使用した青黒のクロックパーミッションです。軽量のアドバンテージを得る手段として《闇の腹心/Dark Confidant》を使用するため、サブカラーに黒が採用されています。
動きとしては、正統派のクロックパーミッションです。危険なものはカウンターで凌ぎ、初期に出した生物で押し切ります。といっても、カウンターは最小限に抑えて、手札破壊や、除去で相手の妨害をする傾向が強くなっています。一枚一枚のカードが軽く、カウンターをすり抜けやすいモダンの環境の特徴から、場に出た生物を対処しやすいような構成になっています。
生物の線は細いのですが、どれもこれも一線級のパワーカードばかりが採用されているため、問題なく攻めることが出来ます。特に、INSで追加された秘密を掘り下げるものは、飛んでいるナカティルと言ってもいいほどの性能で、1ターン目から相手に強いプレッシャーをかけることが出来ます。回避能力が付いていることもポイントが高いです。2マナ域には、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》と、《闇の腹心/Dark Confidant》が採用されます。どちらも2マナの最強生物の一角を占めており、カードパワーは折り紙つき。どちらも脇を固める軽量スペルが強力なので、その能力を如何なく発揮することが出来ます。また、ヴェンデリオン三人衆は、レガシーでも使われる強力生物なので、殴り値的には全く問題ないでしょう。
これらの生物のサポートで、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》が入っています。これについては、caw-bladeでその力が実証されているように、ミラディンソードシリーズの中でもトップクラスの実力を誇ります。能力もクロックパーミッションとがっちり噛み合っているため、隙を作らずにクロックを上げることが出来ます。
サイドは、除去とカウンターの増量に充てられています。また、比較的苦手としている横に並べるデッキへの対策は、《滅び/Damnation》と、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》を採るケースが多いです。特に、《滅び/Damnation》は黒の全体除去という意識を忘れていると、突然撃たれてアドバンテージをごっそり持っていかれるため、常に意識するようにしておきたいです。また、下の環境ならではの低マナ強力生物対策(主に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》対策)として、《不忠の糸/Threads of Disloyalty》が入ってきます。調子に乗っていると、あっさりパクられてこちらがピンチになるので、こちらも意識しておきたい対策カードです。
このデッキを相手にする時は、とにかくライフレースに持ち込むのが一番手っ取り早い勝ち方になります。手札破壊、除去、カウンターを持っているデッキですが、強力なライフ回復手段だけは持ちません。《闇の腹心/Dark Confidant》でライフを払うことも有り、序盤にライフを削られすぎてそのまま負けるパターンも多く有ります。赤単などは、比較的有利にゲームを進められるのでしょう。
また、生物のタフネスが低いのも弱点の一つです。テェフェリーを採っていなければ、デッキ内の生物のタフネスはほぼ2以下です。そのため、除去はほとんど効くと思って構いません。生物を徹底的に狙って、相手のペースに持って行かせ無いという戦略も有効だと思います。
バリエーション的には、生物の枚数が微調整してある程度です。まぁ、青黒Teachingがこのデッキのバリエーションだと言えば、それも創なんですが…。
■Zoo
【Main Deck
4《乾燥台地/Arid Mesa》
1《血の墓所/Blood Crypt》
1《森/Forest》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《平地/Plains》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《蒸気孔/Steam Vents》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《樹上の村/Treetop Village》
2《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
3《密林の猿人/Kird Ape》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
4《壌土のライオン/Loam Lion》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
3《流刑への道/Path to Exile》
4《部族の炎/Tribal Flames》
【Sideboard
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《天界の粛清/Celestial Purge》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
3《否認/Negate》
1《流刑への道/Path to Exile》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
3《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
【Main Deck
4《乾燥台地/Arid Mesa》
1《血の墓所/Blood Crypt》
1《森/Forest》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《平地/Plains》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《蒸気孔/Steam Vents》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1《寺院の庭/Temple Garden》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4《密林の猿人/Kird Ape》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
1《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《流刑への道/Path to Exile》
4《部族の炎/Tribal Flames》
【Sideboard
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《否認/Negate》
3《血糊の雨/Rain of Gore》
1《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
今回の禁止の影響を最も受けたZoo。禁止前は環境の3割程を占め、王者として君臨していましたが、ナカティルの禁止により、すっかり普通のデッキになってしまいました…。にしても、この減りようを見ると、いかにナカティルが強力だったのかが分かりますね。
さて、ナカティルを失ったZooですが、生物のラインナップが増えています。WotCの思惑通り、生物の選択に幅が出てきた感じになっていますね。
1マナ圏は、密林の類人猿、《壌土のライオン/Loam Lion》、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》、《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》から戦術に合ったものをチョイスしている模様です。先達とヤマネコだと、爆発力重視に、安定性を求めると、類人猿、ライオンが採用されるみたいですね。
2マナ圏以上は、いつものラインナップが勢ぞろいです。《タルモゴイフ/Tarmogoyf》も、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》も、相変わらずの性能を誇ります。
禁止で変わった点は、《部族の炎/Tribal Flames》を採用した火力重視の構成が増えたという点です。2マナというコストで、3〜5点を叩き出す高効率火力の強さは相変わらずで、これを瞬唱で使い回すことで、ナカティルの穴もカバーできます。(←禁止前からそうだったじゃないか!)
全体的に見ると、1マナの軽量生物で序盤ライフを削り、瞬唱込みで火力を連打して勝つようなゲームプランに戦術ごと変更した感じです。
サイドボードは、多色の利点を存分に使って、より取り見取りで採用します。
ストーム対策としては、《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》、《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》、《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》など、親和には、古の遺恨といった、致命的サイドが採りやすいのも、Zooの利点です。
火力での速攻デッキになってきたため、最近増えている白単ライフがキツいため、それに対する《血糊の雨/Rain of Gore》や、《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》などにも枠が割かれているようです。
禁止を受けて弱体化したとはいえ、流石に前環境の王者。対策もする方も楽ではありません。マスデスしても、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》でアドバンテージを取り返されたり、ピン除去もカウンターで返されたりします。効果的なのは、ライフを増やすことなので、白単等は、比較的組みやすい相手なのかも知れません。
しかし、油断しているとサクッと押し切られるため、丁寧に盤面を捌くのが一番だと思われます。
バリエーションとしては、《闇の腹心/Dark Confidant》が入ったり、トラフトエルズペスが入ったり、血編みから《爆裂+破綻/Boom+Bust》だったりと、コンセプトを微妙に変えた構築があります。
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