modern before after

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/174a

Announcement Date: December 20, 2011
Effective Date: January 1, 2012
Magic Online Effective Date: December 21, 2011

Modern
Punishing Fire is banned.
Wild Nacatl is banned.


…
率直に感想を言うと、今回は、流石に辟易した。

ま　た　か


正直、罰する火については、何となく分かっていた。
流石に、永遠と２点除去が打たれる状況は、生物デッキを殺す。
実際に、息をしていたのは、１マナでタフネス３の生物を有するZooだけだったし。もう、環境には、フェアリーもいない。流石に選択肢を殺ぐ除去エンジンが2ターン目から用意できるのは良くないと思っていたので、これの覚悟は出来ていた。

ただ、ナカティルもとは、流石に想定外だった。
半ば、Zooを反映させるためにここまで多くの禁止を出してきた状態だったのに、Zooまで殺すのかと。
確かに、最近の結果を見ると、Zooが増え過ぎた。でも、そういう風に仕向けたのは、WotCなのに。

今回の件は、今後英断と判断されるのか、ずっと過ちと揶揄されるのかは、環境がもう一段階落ち着かないと分からない。
個人的には、爆発的に増えてしまったZooを減らすには、根幹になっているナカティルを禁止にしたのは、ある意味仕方ない事だと思う。だって、こいつは１マナなんだ。たった１マナなのに、他のデメリットを持った生物よりもでかいし、土地を置くだけで安定して3/3になる。生物で、１マナ、稲妻の範囲内で、流刑も効く。破滅の刃で沈み、終止で灰になる。対処が十分可能な１マナのバニラだけど、Zooの勢いを殺ぐためには、必要な犠牲だったと思いたい。


2012/1/1付けで、モダンの禁止は29枚。
枚数的には、凄まじく酷い訳じゃない。
酷いのは、禁止の改訂数だ。
5/19制定、８月に本格的に開始されたフォーマットが、半年ちょっとで、３回の禁止裁定を食らった。
しかも、毎回毎回、ことごとくデッキタイプを潰すレベルの大禁止祭りな訳だ。
自分は、このフォーマットが好きだ。
正直、レガシーなんて組んだ所で、それに付き合ってくれる人は、ほとんどいない。理由は、デュアルランドが高いから。デュアルランドなんて持っているとか、買えば良いとか言える人間は、そんなに数がいないのが事実だ。
その状況で、適度に近年のセットの環境だったモダンには、とても期待していた。
だけど、毎回の大禁止で、結局プレイ人口は、凄まじく少なくなった。

今回の禁止でも、某所某所で、嘆きや怒りの言葉を良く見かけた。
一番怖いのは、プレイするプレイヤーが減る事。
そりゃあ、デッキが勝つ度に禁止になってりゃ、やる気も無くなるわな。

バルセロナの予選に使われなければ、このまま実質上のフォーマットBAN状態だったと思う。
どんなにデッキを組んでも、所詮マジック。プレイしてくれる人がいなければ、全く意味をなさない。

出来れば、禁止の嵐が今回で終わりになり、モダンが魅力的なフォーマットになりますように…